節約しながらプチ贅沢生活 〜これでわかる!素人の為の資産運用講座〜第5回
これで分かる!素人のための資産運用講座


(ご注意)この文章には、様々な投資に関する話の中で、いくつかの特定の金融商品等に関する話がでてきます。しかしながら、それらの商品に実際に投資するかしないかは、お読みいただいた方ご自身で判断していただきます。もちろん、その商品に投資したことにより被った損失等は、すべて購入した方の責任に帰するものであり、筆者および当ホームページの管理者は一切責任を負いませんので、ご注意下さい。



第5回 株式投資について(3) (2005.4.10)

10.株式取引にかかるコスト

 さて、前回からちょっと時間があいてしまいましたが、お気に入りの銘柄を見つけることができたでしょうか。今回は、実際に株を売買する場合にかかるコストについて説明します。
 株式投資をする場合、売買を繰り返すのではなく、できるだけ長期保有をすることが望ましいと前回書きましたが、その理由のひとつは、売買をすることにより売買手数料がかさみ、パフォーマンスが落ちるからです。
 伝統的な証券会社で口座を開き、電話で売買の指示を出した場合の手数料は、どのくらいになるでしょうか。日本で最も大きな証券会社である野村証券で取引をした場合、前回例示をした「トヨタ自動車」を100株40万円で購入した場合、4200円の手数料がかかります。また売却した場合も同様です。
 正直なところ、100万円程度の売買をこの手数料で繰り返して、かつ売買益を得ることは、かなり難しいと考えます。
 そこで検討に値するのが、最近注目のネット証券会社です。私が利用している「Eトレード証券」であれば、売買代金40万円の場合、手数料はわずか735円です。
「センチュリー証券」に至っては、472円という、業界初の500円以下の水準を実現しています。
他にも10社程度はネット証券会社があるので、手数料とその他のサービスを比較して、自分の取引会社を選定してください。
 この水準であれば、100万円程度の売買であっても、売買益を得る可能性が高くなってきます。
実は、ネット証券会社の登場で、手数料水準が劇的に下がったことで、個人投資家がかなり増えたと言われています。売買をある程度繰り返しても、コストがかさまなくなったためです。
 あと、忘れてならないのは、株の売却益にかかる税金です。もちろん、売却時の価格の方が安く、損失が出た場合は、課税されることはないのですが、利益が出た場合には、当然税金がかかります。
 上場株式の場合、益の10%、非上場株式の場合、益の26%が課税されますが、この場合確定申告を行う必要があります。
毎年確定申告をしている方はいいですが、そうでない方には手続きの負担が増えることになるので、証券会社に口座を開設する際に「特定口座」を指定すると、証券会社により源泉徴収が行われるので、確定申告は必要なくなります。

11.ミニ株・るいとうについて

 さて、株式を購入するには、最低でも1単元株での取引が必要となります。
何度も例示している「トヨタ自動車」では、100株ですので、1株4000円ですと、40万円を用意する必要があるわけですね。
それを聞いて、自分にはそんな大金は用意できないので、株取引はできないとあきらめていた方は、是非以下に説明するミニ株、るいとうを検討してみてください。ただし、筆者はミニ株、るいとうに投資した経験は全くないので、以下の情報はあくまでいくつかの情報源から得ただけのものです。
 「ミニ株」とは、単元株の10分の1で取り引きできる仕組みのことです。
従って、トヨタ自動車であれば、10株で4万円あれば購入することができることになります。しかし、その分普通に購入した株式と比べると、権利に制限があります
。株主配当は受け取ることができますが、株主総会に出席し議決権を行使することはできませんし、また分割不能な株主優待を受けることもできません。
これは、ミニ株を提供している証券会社が、実際には多くの投資家から資金を募り、単元株以下に分割して売りに出しているので、配当や分割可能な株主優待は10分の1にして配ることができますが、議決権や分割不能な株主優待は、10分の1にして配ることはできないためです。また、指値注文をすることもできず、注文日の翌日に成り行きで注文が出されることになります。
 このように、ミニ株を利用することで、少ない資金で多くの銘柄に投資することができ、分散投資効果でリスクを減らして投資することができますが、一方で少ない取引量でも手数料がかさむため、コストがかかるというデメリットがあります。
どうしても、投資したい株があるけど、資金が足りないと言う場合には有効な手法ですが、コストを意識すると、できれば100万円程度は貯めてから単元株で投資する方が理想です。
 また、少ない資金でさらに分散投資効果を計れるのが、「るいとう」です。
月々1万円から積み立てることができ、積み立てながら株式に分散投資できるからです。
ただし、ミニ株同様に、株主配当は受け取ることができますが、株主総会に出席し議決権を行使することはできませんし、また分割不能な株主優待を受けることもできません。
積み立て感覚で株式投資をする事ができますが、手数料の面ではやはり単元株には勝てませんので、単元株ではどうしてもリスクが心配だという人は手始めにるいとうを始めてみるのが良いかも知れません。